ビデオ事例04:誰も知らない小さな便利屋さんが、元請け塗装屋で年商1億円になりました。

青木忠史

青木忠史
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■日本建築塗装職人の会 会長 / アサヒリフォーム有限会社2代目代表取締役(現名誉会長)/ 経営改善実績700社以上・相談実績7,000件以上 / 『職人の会式 塗装店経営法』開発/ 『繁盛親方-工事店DXアプリ開発 / 「いちばんやさしい工事店経営の教科書」(ダイヤモンド社)/「日本建築塗装職人の会 成功の秘密」「塗装職人」「のび太くん採用」(サンライズパブリッシング社)他

誰も知らない、小さな、便利屋さん。

それがアイビーリフォームでした。

社長は、極めて真面目。そして、手先の器用な職人気質の方であり、

塗装工事や補修工事、その他のリフォーム工事などもこなすエキスパート。

しかし、誰にも知られない存在…。

そんなアイビーリフォームが、塗装事業に「専門特化」して、いかにして地域1番店になったのか、その経緯をご紹介いたします。

入会後に得られた結果

 

項目入会前入会後
売上2000万円1億円
施工件数25件前後(大小含め)

65件
(塗装・屋根工事が中心)

社員数1人8人
店舗数1店舗1店舗

 

入会前の状況と、入会のきっかけ

  弊社は創業以来50年の小さなリフォーム屋さんでした。元々、私が修繕工事が得意だったこともあり、塗装工事だけでなく、雨漏れ修理や、水道の水漏れ対応など、とにかくかゆいところに手が届く町の便利屋さんのようなリフォーム屋さんを家族で細々としていました。

毎年、仕事が切れる時期がある不安の日々・・・

お客様にはとても喜んでいただいており、時々、塗装工事や屋根工事なども頂いていたのですが、いかんせん、仕事が切れることが多く、将来の不安を感じていました。

そんな時に、「半径4kmで年間110件の外壁塗装の受注法を教えます」というニッポンの塗装店FCの案内を目にしたのです。2008年頃だったと思います。

当時のアイビーリフォーム(旧社名:ホームコンサルティング)では、塗装工事は、年間で2~3件あったらいいほどでしたから、「110件まではいかなくても、30件程度でも受注が出来るようになったらいいな…。でも難しいかな…」という思いで、草加市の入会セミナーに参加させていただいたのを今でも覚えています。

その時、テクニック的な集客や営業の方法はもちろんですが、体系だった塗装店経営の理論を目のあたりにし、その場で決意して、「ニッポンの塗装店」へ入会をしました。

入会して実施したことは、経営戦略の再構築。

 入会をして実施したことは、『経営戦略の再構築』。その上で、まず、屋号の変更でした。

 以前の社名は、青木会長からも「何屋さんか分かりにくいですね」と常々言われていましたので、思い切って変更しました。それが、現在の「アイビーリフォーム」という会社名です。

➀地元の方々に愛されて覚えられやすい「屋号」をつけること

 「アイビー」というのは、地を這うような蔦の植物であることから地域に密着して根差していくこと。また、「アイビー」を漢字読みにすると、「愛・美(あい・び)」になることから、「愛」と「美」を持ってリフォームをするという思いを込めて、「アイビーリフォーム」とつけました。

 はじめは恥ずかしい気持ちもありましたが、今では地域の方々からも「アイビーさん♪」「アイビーさん♪」と親しみを込めて呼んでいただけることが多くなり、戦略としても良かったかなと感じています。

 

 

②「専門特化」をして、自社の特長をPRすること

 そして、次に「専門特化」です。塗装工事だけではなく、雨漏れ修理や水回りの補修工事などを行っても、年商2000万円前後であり、その中の塗装工事は、年間2~3件しかありません。そんな時に「塗装工事」に専門特化するということには、かなりの勇気が要りました。

 しかし、思い切って”

結果は、『大正解』

毎月コンスタントに10件前後の外壁塗装工事・屋根工事の反響を頂けるようになりました。

 

 

以下がその様子です。

③「職人の会式チラシ」を制作してきたこと

 「専門特化」と同時に進めたのが「職人の会式チラシ」の制作です。「ニッポンの塗装店」では、ありのままを魅力的に表現する=オンリーワンブランディングという手法を推奨しているのですが、自社のこととなると、なかなか、魅力的には表現できませんでした。

市場には大きな塗装屋さんやリフォーム屋さんがあり、常に相見積でバッティングして、負けることも多いため、到底、自社に魅力があるとは思い込めなかったのです。

しかし、青木会長や「ニッポンの塗装店」の本部のコンサルタントの方と面談を重ねて、ブレストを重ねていくうちに、『小さい会社は小さいことが魅力であること』や、『細かい性格で無口な人間も、それ自体が、自分に与えられた魅力であること』ということに気が付かせていただきました。

 

 

その他も、自社と自分を深く見つめて制作したチラシは、現在(2021年8月時点)まで12年間以上、継続的に反響を獲得出来ています。

高い時期では、2,000分の1を下回ったこともありますが、平均すると、3,500~4,000分の1程度の反響となっています。また、外壁塗装反響は、入会前と入会後では、20倍以上となりました。

 

④自社職人を採用し、教育し続けること

 そして、次にトライをし始めたのは、「自社の塗装職人」を雇用し始めるということでした。アイビーリフォームになる前の便利屋さんの時期は、自分が工事をするか、外注で工事をするかの対応になっていました。そのため、仕事が取れても、なかなか思い通りの工事ができませんでした。

 「ニッポンの塗装店FC」では、自社職人化を薦めていますので、自社でも少しずつトライをし、徐々に人数を増やしてきました。現在では、6名の塗装職人を雇用していますが、ここに至るまでは、なかなかうまくマネジメントができず、10年前後の時間を要しました。

しかし、「組織づくりは社長の姿勢から」と、強く心掛けて、徐々に「アイビーリフォーム」の「考え方」に沿った真面目な社員職人さんを採用することができるようになりました。

 その結果、お客様と約束した工事がしっかりとできるようになり、会社もさらに安定化してきました。

⑤新卒採用を始める

 その次に、私は新卒採用にもチャレンジをしました。新卒採用にチャレンジをしようと考えた理由は、社員も増え、利益も毎年残るようになり、経営も安定化してきたため、事業展開を考え始めたことと、事業を後継者の代まで続けていきたいと思い始めたからでした。

 ところが、新卒採用は、とても難しいチャレンジでした。これまでは、塗装工事をするお施主様向けにアイビーリフォームの魅力を語っていたのですが、新卒採用では、入社してくる若い子たちに、アイビーリフォームという会社の魅力を語らなければならなかったからです。

 そして、自社を求めてくれる理想人物も明確にしなければならなかったからです。

しかし、奇跡的にも1名内定を出すことができ、入社し、現在も施工班で活躍してもらっています。

これからの経営ビジョン

 「ニッポンの塗装店」に入会して、自分では、これまでにないほどのチャンレジをし続けてきたと思います。しかし、「会社を安定化させるためには、経営者は安定してはいけない!」ということを常に、言われ続けていますので、これからも、自分なりにですが、チャレンジを続けていきたいと考えています。

 これからのアイビーリフォームのチャレンジは、100年企業へのチャレンジです。うちの場合はあと50年あるのですが、私自身の中では、すでに照準は合わせており、「コツコツまじめに」地域のお客様のために、良い塗装工事と屋根工事を提供し続けて、頑張っていこうと考えています。

 私の娘も、「大人になったらアイビーリフォームに入りたい」とうれしいことを言ってくれていますので、娘が入社してからも、地域の方々に愛され続ける会社でいれるよう、1件1件のお客様を大切にし続けていきたいと考えています。

2代目代表親方/一級塗装技能士
小口哲司

 

最後にビデオをご覧ください

誰も知らない小さな便利屋さん時代

入会した直後の証拠映像

 

次はあなたの番です。

 

 

 

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