日本建築塗装職人の会アカデミーに込めた思い
昨今の日本を取り巻く経済状況は決してやさしいものではなく、その上、建築業界では慢性的な人手不足、後継者不足の問題を抱え、さらには、コロナ禍という問題が三重苦となっているのが現在。塗装業界の先行きもまだまだ不透明であると言わざるを得ない状況です。
そのような厳しい時代だからこそ、塗装店もローコスト経営・コスト削減が求められてきているのではないでしょうか。
そこで、これまで700社以上の塗装店を指導してきた私たちのノウハウを皆様に広く共有し、塗装業界の健全発展、しいては建築業界の健全発展を実現していきたいと考えて、日本建築塗装職人の会アカデミーをOPENいたしました。日本建築塗装職人の会の持つ経営ノウハウを十分に活用していただき、あなたの塗装屋さん経営を日々前進させていただきたいと心より願っております。
塗装屋さんで生まれた経営コンサルタント(元警察官・警察学校長賞受賞)
日本建築塗装職人の会 会長
2000年代前半に、当時埼玉県草加市にあった家業の塗装店「アサヒリフォーム有限会社」を起点として、住宅塗装業界に「地域密着型経営」「職人直営専門店」というムーヴメントを起こしたといわれる人物であり、これまで7,000件以上の塗装店経営者の経営相談を受け、700社以上の塗装店の経営向上を実現してきた経営指導者である。
これらの指導実績より日本の塗装職人技術の伝承に大きく貢献したと評価を受け、2012年に「社会文化功労賞」を受賞している。
経営指導体系としてまとめあげたものとして「行列のできるスーパーリフォーム店マニュアル(基本編/事業戦略編)」「いちばんやさしい工事店経営の教科書」(ダイヤモンド社刊)「小さな工事店社長7つのルール」などがあり、2022年には「日本建築塗装職人の会成功の秘密」(サンライズパブリッシング出版)
(経歴の続きはこちら)
日本の塗装技術と塗装店経営を次世代に残す!
私は新卒で入社したのは大手金融企業でした。会長の青木忠史とはたまたま個人的な関係があり、「あなたのような優秀な方を塗装業界は求めている。一緒に日本の建築塗装業の復興から、世界の塗装業界の健全発展に人生を賭けないか」と繰り返しのお誘いを受け、日本建築塗装職人の会へ入社させていただくこととなりました。
塗装業界に来て私の感想は、「想像以上に厳しい業界だな」というのが本音です。それは以下の状況を目の当たりにしたからです。
☑マーケティング難易度が高く、営業は多くが相見積で、常に天秤にかけられ続ける状態
☑工事は現場によって全て違い、原価管理をしなければ赤字になってしまう現場もある状態
☑人手不足で採用をかけてもなかなか人材が集まらない状態
☑「正しい経営ノウハウ」を学ぶ場が皆無である状態
ただし、これらの経営課題を1つ1つ解決していくことで「日本の建築塗装業界は必ず発展する」と確信を持っております。年々、廃業される塗装店さんも多いのですが、毎日1社でも多くの塗装職人社長さんの経営を支援し、業界の復興に全力を尽くして参ります。
(株)日本建築塗装職人の会 代表取締役
事業本部長
高橋芳典