
人手不足が進む中で、ますます良い塗装職人を採用するのが難しくなっています。
結論。
多くの塗装店では良い塗装職人を採用することが難しい、というのがどの塗装店でも現状です。
その中では、採用しても日当が高い、始めは良いが、日にちが経つにつれて、化けの皮が剥がれ、うちのやり方に従ってくれなくなる、そのうち会社の悪口を言うようになって、社内風紀を乱すようになり転職をされてしまう、裏切られる、という悪いサイクルの中に居る方も、実は少なくありません。
そのような中でこそ、行っていく塗装工事店の採用戦略について、ここでは、20年の塗装店経営指導実績の日本建築塗装職人の会の見地からお話させていただきますね。
あくまで、日本人採用に絞った採用のヒントとなります。なぜかというと、幹部候補・後継者候補には、まだまだ日本人が良いと考えているため、日本人を採用して育てていくことから、なるべく眼を背けないように心がけていきたいと考えているからです。
ヒント1.良い塗装職人を狙わず、悩み・問題にフォーカスを当てる
良い塗装職人を採用するヒントの一つ目は、『そもそも良い塗装職人を狙わない』ということです。
逆説的ですが、良い塗装職人は、通常他社で活躍していることが多く、転職を考える職人にはなんらかの悩みや問題があるのが一般的だからです。
悩み・問題と言いましても、必ずしもネガティブな事ばかりではなく、以下のようなものがあげられます。
等、です。
実は、良い職人で転職を考えている職人は少なく、上記のように悩みや問題を考えている職人は比較的多いものです。
ですので、良い塗装職人を採用しようと考えるのではなく、悩み・問題を抱えている塗装職人に目を向け、その解決策を提示してあげよう、という採用手法を採るのです。
当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、盲点でもありますね。
ヒント2.他社が狙っていない人材層を狙う
良い塗装職人を採用する二つ目のヒントは、他社が狙っていない人材層を狙うという点です。
多くの同業他社さんは、20代、30代、40代で、仕事が出来る職人を欲しがっています。しかし、20年前から今に至るまで、それを実現できる塗装店は、経営者がしっかりしていて、会社も成長しているごくわずかの塗装店のみです。
多くの塗装店では、20代、30代、40代の仕事が出来る塗装職人を欲しがっていても、得られない状況があります。
そのような状況を客観的に見た時に、難しい扉を開けようと努力するのではなく、比較的、力を注がなくても開けることができる扉を開けるという目線を持つことも重要です。
そこで、他社が狙っていない人材層とは‥、ズバリ、高齢層(65歳以上)です。
そのような高齢の職人を採用してもすぐに現役を引退してしまうだろうし、古い考え方で今の会社に合うかどうか分からないし…。と思われる方も大勢おられますが、そのような視点ではなく、逆から考えてみましょう。
65歳になると、多くの会社は敬遠しがち・・。しかし、その中でも使ってくれる会社があるとしたら、その職人は自分を拾ってくれた会社に感謝をし、生涯を通して支えてくれるものだということです。
欲しい人材は、どうしても大きな会社に行ってしまいがちです。だから、会社の小さな時期には、他社が目を付けていない人材を狙い、会社の土台を強くしていく、理念型の組織づくり戦略という視点で、経営を進めることも大事な戦略です。
高齢者は身体の動きは鈍くなることもありますが、経験に基づく知恵がありますし、若い職人たちの人間関係の調整役になってくれるケースもありますから。
これは一つの例ですが、まだまだ、他社が狙っていない人材層はありますので、いろいろと考え、研究していきましょう。
ヒント3.未経験新人を採用して育てる努力をする
良い塗装職人を採用するヒントの三つ目は、未経験新人を採用して育てる努力をすること、です。
こちらは「言うは易く行うは難し」のヒントでもあります。確かに未経験新人を採用出来ればよいですが、なかなか採用出来ないのも現実です。ですから、未経験新人が入社したくなるような採用企画から構想していくことが課題になりますね。
採用企画は、結局のところ、経営戦略にも直結していますので、経営戦略を構想していくことも、とても重要なことになりますね。
合わせて、未経験新人に関して、以下の4つのタイプの未経験新人が居ると認識をしていきましょう。
・20代未経験者
・30代未経験者
・40代未経験者
・50代未経験者
20代未経験者を採用して育てていくことが重要ですが、今は20代未経験者も採用しにくい時代ですから、30代以降の未経験者も受け入れていく時代です。30代以降の未経験者は、過去の経験が邪魔をして習得に時間がかかる場合もありますし、家族が居るため、お給料もそれなりに払わないといけない場合もあります。
ですが、それでも、自社で育てた職人が長く会社を支えてくれるようになることが会社の発展に繫がることから、未経験者を育てていくことを考えていきたいですし、また、70歳まで活躍している職人が居ることからも、仮に40代で未経験から塗装職人になっていく方でも約30年間活躍していただければ、立派な宝人材です。
なので、未経験人材=20代という固定概念を外して、幅広い年齢層の未経験人材を採用して育てていけるよう努力してまいりましょう。
ただ、年齢が上がるほど、言い訳が出てきたり、会社の指示に従えなかったりするものですが、社長自身は自分が鍛えられているのだと理解をして、一段大きな人物になることを目標にして、精進してまいりましょう。
次はあなたの番です。






◎今、勤めている塗装店の社長と考え方が合わない
◎今、勤めている塗装店の社長が年を取り、将来を考えなければいけない
◎今、勤めている塗装店の仕事レベルと自己の仕事レベルが合っておらず、ストレスを感じている(仕事が出来ない・もしくは、出来過ぎる等)
◎家庭の事情等で、引越しをし、新たな環境での職場を探している
◎これまで一人親方で行ってきたけど、一定の年齢になったため、これからは雇われていきたい