退会後の受賞歴・表彰表示に関する当会の考え方

日本建築塗装職人の会では、会員企業の技術向上、顧客満足度の向上、地域社会からの信頼向上を目的として、各種表彰制度を運営しています。

本ページでは、当会を退会した企業による、退会後の受賞歴・表彰表示の取扱いについて、当会の基本的な考え方をご案内いたします。

過去の受賞事実そのものを否定するものではありません

当会を退会した企業が、在籍期間中に当会主催の表彰を受けた場合、その企業が過去に受賞したという事実そのものを、当会が否定するものではありません。

たとえば、会社概要や沿革欄などにおいて、

「20〇〇年 日本建築塗装職人の会主催 〇〇賞受賞」

というように、受賞年度、主催者、賞の名称を明記し、過去の客観的事実として記載することについては、原則として否定しておりません。

ただし、受賞実績を広告宣伝や営業活動に使用する場合には、過去の事実を記録することとは異なる問題が生じます。

表彰制度は、会員企業の信頼向上を目的とした支援の一つです

当会における表彰制度は、単に賞状や称号を授与することだけを目的としたものではありません。

会員企業の日頃の取り組み、施工品質、顧客対応、地域活動、会社づくり等を評価し、その努力を広く伝えることで、地域のお客様からの信頼向上につなげることを目的としています。

したがって、当会の表彰制度や受賞表示は、会員企業に対する信用補完・信頼向上支援の一つとして運営されてきたものです。

受賞した企業の努力や実績を評価したものであると同時に、日本建築塗装職人の会の名称、表彰制度、会員組織としての信用を背景とした表示でもあります。

退会後は、当会による信頼表示の支援も終了します

当会における退会とは、単に会費の支払いが終了することだけを意味するものではありません。

退会に伴い、会員企業として受けていた経営支援、集客支援、教育支援、商圏上の配慮、ブランド表示、会員限定資料、販促物、各種コンテンツ等の提供も終了します。

同様に、当会との現在の関係性を背景とした信用表示・信頼表示への支援も、原則として終了します。

そのため、退会した企業が、当会主催の受賞歴や表彰実績を、現在の広告宣伝・営業活動上の信用表示として継続的に使用する場合には、当会との現在の関係性について、一般のお客様や第三者に誤認を与える可能性があります。

沿革への記載と、広告宣伝への使用は異なります

当会では、過去の事実を記録することと、現在の営業活動に活用することを分けて考えています。

過去の事実としての記載

会社概要や沿革欄などにおいて、受賞年度、主催者、賞の名称を明記し、過去の出来事として記載するものです。

例:「20〇〇年 日本建築塗装職人の会主催 全日本ベスト塗装店賞〇〇賞受賞」

このような表示は、過去の事実を示すものとして、原則として否定しておりません。

広告宣伝・営業活動への使用

次のような媒体や場所において、受賞歴を現在の信用・集客・営業上の優位性として使用するものです。

  • Webサイトのトップページ
  • ランディングページ
  • 広告用ページ
  • チラシ、パンフレット
  • 看板、のぼり、店頭表示
  • SNS投稿、プロフィール
  • YouTube等の動画
  • 営業資料、見積書、提案書
  • 受賞バナー、受賞画像
  • インターネット広告
  • 求人広告その他の対外的な宣伝媒体

これらは、単なる過去の記録ではなく、現在の顧客獲得や信用形成を目的とした広告宣伝・営業活動に当たります。

そのため、退会後に当会主催の受賞歴・表彰実績をこれらの用途に使用する場合には、当会への事前確認または許可をお願いする場合があります。

許可なく広告宣伝に使用できるとは限りません

過去に受賞したという事実があることと、その受賞実績を将来にわたって自由に広告宣伝へ使用できることは、必ずしも同じではありません。

当会主催の表彰には、当会の名称、表彰制度、ロゴ、賞状、受賞画像、受賞バナー、表彰式写真、文章、デザイン、その他の制作物が含まれる場合があります。

これらについては、当会の名称や信用、著作物、商標、デザイン、会員制度等との関係から、使用方法や表示方法について確認が必要となることがあります。

特に、次のような表示は、現在も当会との関係が続いているとの誤認を招く可能性があります。

  • 現在も当会が推奨・認定しているように見える表示
  • 現在も当会の会員・加盟店であるように見える表示
  • 受賞画像やバナーをトップページで大きく表示すること
  • 当会の名称やロゴを営業上の信用表示として使用すること
  • 受賞歴を現在の品質保証や推薦のように表示すること
  • 受賞当時の条件や年度を明示せずに使用すること
  • 「地域No.1」「日本一」等、現在も継続する評価であるかのように見える表示

退会後の広告宣伝利用には事前確認をお願いします

退会後に、当会主催の受賞歴・表彰歴を広告宣伝・営業活動に使用したい場合には、事前に当会までご相談ください。

当会では、以下の内容を確認します。

  • 受賞年度が明記されているか
  • 主催者名が正しく記載されているか
  • 賞の名称が正確に記載されているか
  • 現在も会員であるとの誤認を招かないか
  • 現在も当会が推奨・認定しているように見えないか
  • 当会のロゴ、画像、バナー等を無断使用していないか
  • 一般のお客様に過度な優良誤認を与えないか
  • 現会員企業や新規会員企業の活動に不当な影響を与えないか

確認の結果、表示方法の修正、注記の追加、掲載場所の変更、画像・バナー等の削除をお願いする場合があります。

現在は会員ではないことの明確化

退会後に、やむを得ず受賞実績を表示する場合には、受賞年度とともに、現在は当会の会員・加盟店・認定店・推薦店ではないことが明確に分かる表示をお願いする場合があります。

たとえば、次のような注記です。

「本表彰は20〇〇年の在籍時に受賞したものです。現在は日本建築塗装職人の会の会員ではありません。」

ただし、この注記を付ければ、すべての広告宣伝利用が当然に認められるというものではありません。

表示の場所、大きさ、目的、当会名称やロゴの使用状況、一般消費者への見え方等を踏まえ、個別に判断します。

現会員・新規会員の活動を守るために

当会では、退会企業が所在していた地域において、新たな会員企業、加盟企業、認定企業等を募集する場合があります。

退会企業が、退会後も当会の受賞歴や信用表示を営業活動に使用し続けた場合、一般のお客様が、どの企業が現在の会員であるかを正しく判断できなくなる可能性があります。

また、新たに入会する企業にとっても、退会企業が当会の信用表示を継続使用している状態は、会員としての活動や広告宣伝上、不利益につながる場合があります。

当会は、現在所属する会員企業、これから入会する企業、そして地域のお客様を守るためにも、退会後の表示について明確な線引きが必要であると考えています。

表彰実績の正当性を否定するものではありません

当会が退会後の広告宣伝利用について確認を求めることは、過去の受賞が不正であった、あるいは受賞企業の努力や実績に価値がなかったと主張するものではありません。

受賞当時の取り組みや実績を評価した事実は、事実として尊重します。

一方で、過去の評価を、退会後も現在の営業上の信用表示として継続利用できるかどうかは、別の問題です。

当会が問題としているのは、過去の受賞事実ではなく、退会後の表示方法、使用目的、一般のお客様への見え方、現在の関係性に関する誤認の有無です。

退会時には潔い線引きをお願いしています

当会のサービス、支援、会員制度等に効果や必要性を感じないとの判断により退会される場合、その意思は尊重します。

その一方で、退会後も、当会に在籍していたことによる信用、表彰、ブランド、販促効果等だけを継続的に営業活動へ利用することは、退会という判断との整合性を欠く場合があります。

退会される場合には、会費やサービス利用だけでなく、当会との関係性に基づく信用表示や広告宣伝上の利用についても、双方にとって明確で潔い線引きをお願いしています。

よくあるご質問

Q. 過去に受賞した事実も掲載できないのでしょうか

過去の受賞事実そのものを否定するものではありません。

会社概要や沿革欄等に、受賞年度、主催者、賞の名称を明記し、過去の客観的事実として記載することは、原則として否定しておりません。

ただし、トップページ、チラシ、広告、営業資料等で現在の信用表示として使用する場合には、事前確認をお願いする場合があります。

Q. 受賞したのは自社の実績なので、自由に使えるのではないですか

受賞に至った取り組みや実績は、受賞企業の努力によるものです。

一方、表彰名称、当会名称、ロゴ、受賞画像、バナー、賞状、表彰式写真等には、当会の制度・信用・制作物が含まれています。

したがって、過去の事実の記録と、当会の信用を伴う広告宣伝利用は分けて考える必要があります。

Q. 「現在は会員ではありません」と書けば使用できますか

注記を付けることは誤認防止の一つですが、それだけですべての広告宣伝利用が認められるわけではありません。

掲載場所、表示の大きさ、当会ロゴや画像の使用、営業上の目的等を含めて確認します。

Q. 許可を得ずに使用した場合はどうなりますか

まずは事実確認のうえ、表示の修正、削除または使用停止について協議をお願いします。

誤認を招く表示、当会の名称・ロゴ・画像等の無断使用、当会または現会員企業への影響が認められる場合には、必要な対応を取る場合があります。

Q. 退会後に当会が同じ地域で新規会員を募集することはありますか

あります。

退会後は、当会による商圏上の配慮や会員支援も終了しますので、当該地域において新たな会員企業、加盟企業、認定企業等を募集する場合があります。

お問い合わせ

退会後の受賞歴・表彰表示、当会名称、ロゴ、受賞画像、受賞バナー等の使用については、掲載・制作・公開の前にお問い合わせください。

日本建築塗装職人の会では、過去の事実を尊重しながら、現在の会員企業、新たに入会する企業、地域のお客様に誤認や不利益が生じない、適正な制度運営に努めてまいります。

日本建築塗装職人の会