創業以来40年以上続く工事店の経営者ほど「理念型経営」の本質を理解している。

7000人以上の職人社長と
面談してきて感じること

創業40年以上続く経営者ほど
「理念型経営」の本質を理解している方が多いものです。

多くの人は
自分の思いを言葉にし
会社案内やホームページや広告に掲げます。

そしてしばらくやってみて
思うような成果が出ないと

“うちも理念型経営をやってみたけど
あまり成果が出なかった”

と言うことがあります。

しかし本当の理念型経営とは
そういうものではありません。

本当の理念型経営とは
まず一つの単位として
12年間、続けること、

自分の理念に合った集客をする
自分の理念に合った営業をする
自分の理念に合った採用をする
自分の理念に沿った社員教育を続ける
ことです。

そして
問題が起きた時
環境が変わった時
苦しい判断を迫られた時

そのたびに
理念に沿って考え
理念に沿って決め
理念に沿って行動し続ける
ことです。

そこまで続けて
ようやく会社に「らしさ」が
宿り始めるものです。

誰が見ても感じる
独自性のあるサービス
独自性のある組織
独自性のある社風

それは一朝一夕では
できるものではありません。

正直に言えば
12年でもまだ足りないかもしれません。

24年
36年

それくらいの時間をかけて
ようやく理念は会社の血肉に
なっていくもののようだからです。

では、なぜ12年なのかと
私の感覚から申します。

12年とは、干支が一巡する時間。

人も、会社も、世の中も、
それぞれ固有の流れとエネルギーを持ちながら、
互いに影響し合っているからです。

そのため
今年うまくいった考え方が
来年も同じように通用するとは限りません。

時代も変わります
人も変わります
お客様も変わります
社員も変わります
社会の空気も変わります

だからこそ
まずは12年間
同じ思いを持ち続けてみるのです。

そして
その時々に与えられる課題を
理念に沿って一つずつ越えていく
努力をしてみるのです。

すると
その過程で
理念そのものも磨かれていきます。
同じ言葉でも、経験談が含まれる事で
説得力が変わる事はよくありますよね。
そういう事を指しています。

しかし当然ながら
最初の12年は、大変です。

思い通りにいかないことも多くありますし
裏切られたように感じることもありますし
社員とぶつかることもありますし
お客様に伝わらないこともありますし
お金の不安に揺れることもあるからです。

それでも
理念を捨てずに進むと

二巡目に入る頃
ようやく見えてくるものがあります。

これは経営の苦労ではなく、
自分自身の魂の学びだったのだと、という事です。

すると
社長が変わり
社員が変わり
会社が変わることを体験します。

理念型経営の形が
少しずつ出来上がっていく瞬間です。

ただし、壊すのは一瞬。

会社が壊れる前に
まず社長と社員の絆が壊れます。

社長が理念を掲げながら
理念に反する判断をした時、

社員は静かに見ているのです‥
お客様も静かに感じているのです‥

〜〜〜

つまり今日のまとめになりますが

職人経営における理念とは
単なる飾る言葉ではありません。

12年かけて守り
24年かけて深め
36年かけて文化にしていく
仕事に対する姿勢そのもの、という事です。

その姿勢を地域のお客様は
確かに見ており
無言で、信頼を寄せる、のですね。

いつもシェアしていただきありがとうございます。