発行・運営
日本建築塗装職人の会
小さくても、100年続く会社をつくる
私たち「職人経営」が目指しているのは、
非上場・百年企業型経営です。
昔は、
「会社を大きくする」
「上場する」
ことが、経営者の成功の象徴のように語られた時代もありました。
もちろん、上場企業には上場企業としての社会的な役割があります。
ただ、小さな工事店まで、
同じゴールを目指す必要はない。
上場すれば、
経営者だけの会社ではなくなります。
多くの株主に対する説明責任を負い、
資本市場から成長性や収益性を問われる。
それも一つの経営です。
しかし私は、
地域の工事店が目指すべき経営には、
もう一つの道があると思っています。
それが、
非上場のまま、100年続く会社をつくること。
実際、日本には創業100年を超える企業が
約4万7千社あります。
しかも、日本企業の99.7%は中小企業です。
日本経済というのは、
一部の巨大企業だけでできているのではありません。
地域で働き、
地域で雇用を生み、
地域のお客様の困り事を解決している、
無数の小さな会社によって支えられています。
だから私は思います。
売上100億円にならなくてもいい。
全国展開しなくてもいい。
上場しなくてもいい。
それでも、
「この会社があって良かった」
と地域の人から言われながら、
子へ、社員へ、次の世代へと事業が受け継がれていく。
お客様の悩みを解決し、
働く人の幸福を増やし、
協力業者と共に生き、
地域を少しずつ良くしていく。
そんな理想を、
永遠と追求し続ける会社。
私は、それも立派な
企業の存在意義だと思っています。
そして今、
経営環境は確かに厳しくなっています。
人手不足、
原材料高、
人口減少、
競争激化、
AIによる産業構造の変化、
ですが、
「環境が悪いから仕方ない」
で終わらせるのが
百年企業型経営ではありません。
環境は変えられなくても、
自社は変えられる。
◎商品を変える
◎働き方を変える
◎育て方を変える
◎採用を変える
◎技術を磨く
◎経営を磨く
未来へのイノベーションによって
環境圧力を乗り越えていく。
考えてみれば、
これまでの時代も、
人口増加、
住宅着工数の増加、
国家の経済成長、
様々な追い風を
私たちは知らず知らずのうちに
頂いていたのかもしれません。
そのことには感謝しつつ、
これからは向かい風でも
進める会社をつくる。
ヨットは、
向かい風だからといって
目的地を諦めるわけではありません。
帆の張り方を変え、
舵を切り、
風そのものを力に変えて前へ進む。
経営も同じだと思います。
好景気なら伸びる会社ではなく、
不景気でも生きる。
追い風なら進む会社ではなく、
向かい風さえ前進する力に変える。
今こそ、全天候型の経営を。
小さくてもいい。
非上場でもいい。
理想を掲げ、
地域に必要とされ、
大切な社員と家族を守り、
100年続く会社をつくる。
それが、
私たち職人経営が目指す
「非上場百年企業型経営」です。
工事店経営の支援に20年以上携わり、これまで700社を超える経営に向き合ってきました。経営、職人育成、建築業界、地域社会の現場で見えてきたことを、親方社長へ向けて発信します。
会社は変わる。
読んで終わりではなく、自社の経営で一つずつ実践する。地域に選ばれ、次の世代へ残る会社づくりを、さらに深く学べます。






