
いま、住宅リフォーム・外装工事・建築業界において、「職人直営」という言葉の価値が見直され始めています。
これまで職人直営店は、地域のお客様に近く、現場を知り、細かな相談にも応えられる存在でありながら、時に「小さい会社」「価格が安い会社」「昔ながらの工事店」と見られることもありました。
しかし、時代は少しずつ変わり始めています。
お客様の中には、すでに、
「営業会社ではなく、現場を知っている人に相談したい」
「できれば職人さんに直接お願いしたい」
「地域で顔が見える会社に任せたい」
と考える方が増えています。
そして今後、大手企業までもが「職人直営」という価値に注目し始めることで、この流れはさらに強くなっていくと考えられます。
これは、中小零細工事店にとって脅威なのでしょうか。
私たちは、そうではないと考えています。
むしろ、真面目に現場を守り、地域のお客様に向き合い、職人としての誇りを持って仕事をしてきた工事店にとっては、大きな追い風です。
大手が参入することで、「職人直営=安い」ではなく、
「職人直営=専門性がある」
「職人直営=安心できる」
「職人直営=価値がある」
という認識が、社会全体に広がっていく可能性があるからです。
ただし、これから求められるのは、昔ながらの職人直営をそのまま続けることではありません。
必要なのは、「新しい職人直営」をつくることです。
施工品質を安定させるための業務マニュアル。
現場ごとの利益を把握するための原価管理。
少人数でも経営を話し合うための経営会議。
次世代を採用し、育て続けるための中長期計画。
そして、社長自身が人生と仕事に自信を持ち、率先垂範で未来を切り拓いていく姿勢。
こうした努力を積み重ねることで、地域密着の職人直営店は、これからの時代にもっと選ばれる存在になっていくはずです。
大手が職人直営に参入する時代。
それは、中小零細工事店の終わりではありません。
むしろ、地域で真面目に仕事をしてきた職人社長にとって、新しい時代の始まりです。
詳しい考え方と、これから職人直営店が取り組むべき経営戦略については、塗装店経営アカデミーのコラムで詳しく解説しています。
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