外壁塗装の集客を成功に導くホームページ・チラシ120のポイント

青木忠史

青木忠史
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■日本建築塗装職人の会 会長 / アサヒリフォーム有限会社2代目代表取締役(現名誉会長)/ 経営改善実績700社以上・相談実績7,000件以上 / 『職人の会式 塗装店経営法』開発/ 『繁盛親方-工事店DXアプリ開発 / 「いちばんやさしい工事店経営の教科書」(ダイヤモンド社)/「日本建築塗装職人の会 成功の秘密」「塗装職人」「のび太くん採用」(サンライズパブリッシング社)他

「仕事の受注ができず、毎日が不安定…」

「このまま、ずっと下請仕事を続けて人生を終えていくのだろうか…」

「外壁塗装工事の仕事を直接受注出来たらいいのに、どうしたら良いのかが分からない…」

塗装屋さんの中には、こんな悩みを抱えている方もおられるのではないでしょうか?

私はこれまでこの塗装業界で16年以上、700社以上の塗装店の経営指導を実施してきて、数多くの塗装店経営者さんを見てきましたが、集客がうまくいっていない具体的なケースには以下のような状況がよく見受けられました。

・業者からおすすめされたチラシをそのまま真似して印刷をしてみたが反響がゼロだった…

・業者からおすすめされたインターネット広告に出してみたが、ただお金だけを何十万円、何百万円も使ってしまった…

・ホームページ制作業者さんにホームページ制作を依頼したが反響が1件も来ない…

・FCに加盟したが、支払うロイヤリティが高すぎて、仕事は適度に受注できても利益が残らない…

と、こんな状況です。

 ひょっとして、この記事を読んでいる方の中にも上記のような心当たりがある方がおられませんか?

 結論から言うと、外壁塗装の集客を成功させるためには、ホームページだけ、SEOだけ、PPC広告だけ、チラシだけ、訪問営業だけ、などという単発のアクションに取り組んでいただくのではなく、以下の3点に取り組んでいくことが大前提となります。

外壁塗装の集客を成功させる”最も重要な”3つのポイント
  • ポイント1:エリアマーケティング全体を通して集客戦略を構築していくこと
  • ポイント2:代表者の顔や仕事に対する考え方・姿勢を明確に表現することで差別化をしていくこと
  • ポイント3:ほんの少し時間をかけて、焦らず計画的に取り組んでいくこと

 なぜなら、外壁塗装工事を頼むお客様(お施主様)は、以下の3つの特徴があるからです。

  • 特徴① 「塗装をしたい(欲求)」からするのではなく、「塗装をしなければいけない…(必要性)」から行動する
  • 特徴② 高額なサービスであるため失敗を回避するために慎重に検討を重ねる
  • 特徴③ 外壁塗装を選ぶ際には、誰を信じたらよいのかを見極めようとしている

 上記のため、短期的な視野で売上UPを目指す方法ではなく、長期的にやり続けられる誠実な集客方法を選択することが、結果的に、外壁塗装集客の成功へと近づいていくということなのです。

 その結果の一部がこちら、本ページで紹介している「職人の会式」に取り組んでいただいた方の成果です。

 もちろん、ニッポンの塗装店FCに加盟している方々の中には、年間1億円、2億円、3億円、それ以上と、もっと多くの受注を成功させている塗装屋さんが数多くいますが、このページで紹介している通りに実践していくことで、塗装職人の方なら、誰でも確実に外壁塗装の集客を成功させることができるようになれると断言できます。

 それも、半年間、1年間という短い期間ではなく、10年単位で継続して集客を成功させていくことができるようになりますし、後継者に譲る時期まで継続し続けることも現実として可能です。

 念のためお伝えしておきますが、本ページの内容は、どこかの誰かが行ったという「集客体験談」ではありません。「700社以上の塗装屋さんで成功させ続けてきた実証済の外壁塗装の集客方法」です。私は、そのような内容を無料で公開することに対して、社会的な意義を感じています。それは、本当に塗装工事を愛し、塗装工事に自信のある腕の良い職人仕事を、これからの情報社会の中においても残し続けていくことになるからです。
 では、さっそく、塗装店の集客を成功させるための具体的なアクションを見ていきましょう。

 


この記事の目次

1.外壁塗装の集客を成功させるアクションは、まず「チラシ」

 外壁塗装の集客を成功させる1つ目は「チラシ」です。なぜかと言うと、以下の2つの理由があります。

理由1 外壁塗装専門店は地域密着型ビジネスなので、チラシのクオリティ・戦略が売り上げに直結する

→1つ目の理由は、外壁塗装店は必ず地域密着型営業が基本になるからです。

スーパーマーケット等に代表されるように限られた地域を対象にするビジネスに対しては、対象宅に直接届くチラシが最も有効的な手段となります。

 

理由2 外壁塗装を検討するターゲット層に最も確実にアプローチできる広告媒体だから

→2つ目の理由は、チラシはお客様が意識を向けていなくても、お客様にアプローチをしていくことができる能動媒体であり、効率的に認知させやすい広告だからです。

「外壁塗装」はリピート頻度の少ない「サービス」であるため、多くのお客様がお店やサービスに対して「認知」をしていません。「認知」していなければ、「検索」もできないため、チラシで「認知」を与えていくということが有効な手段となります。

これらのことから、外壁塗装の集客にはチラシが有効であると言えるのです。これが前提となります。

1-1.反応の良い外壁塗装チラシ・反応の悪い外壁塗装チラシの違い

では早速、反応率の良い外壁塗装チラシ・反応率が悪い外壁塗装チラシの違いを説明します。

理念型チラシとは?

→理念型チラシとは、商品・価格のメリット等を前面に出すのではなく、以下のように”人”・”思い”を前面にだしているチラシを指します。

=理念型チラシの特徴=
・代表者が、顧客のために・地域のためにどの様な思いで塗装業を営んでいるのかがわかりやすい
・働く職人の人柄・雰囲気・思いが前面にでていて、どういった人が実際に作業してくれるのかがわかりやすい

=実際に反応の良い外壁塗装チラシの例=

(ちなみにこちらが2004年以来16年間、日本全国の塗装店に提供し続けて反響獲得し続けてきたチラシ。類似のチラシが数多く出てきましたが、上記が本家本元となります。著作権法で保護されていますので活用されたい場合には必ずご連絡ください。)

商品説明型チラシとは?

→商品説明型チラシとは、言葉通り価格・サービスのメリットを前面に押し出したチラシ(以下画像を参照)を指します。

=商品説明型チラシの特徴=
価格キャンペーン、割引など、「人ではない部分」にフォーカスされたチラシです。ほとんどの人は商品説明型チラシを作成しがちです。

反響率の良い外壁塗装チラシは、「商品説明チラシ」よりも「理念型チラシ」の方が圧倒的です。なぜでしょうか?これは外壁塗装ビジネスの特徴が大きく関係します。まず、外壁塗装サービスの大前提として、以下の2つの点があります。

■外壁塗装サービスの大前提

競合他社も同じような材料(塗料)を使用し、同じようなサービスを提供している
お客様は「無知」であり、塗装サービスの「内容」を、判断することができない

上記の上で、さらに以下の現実があります。

■外壁塗装ビジネスの現実

多くの塗装業者は、熱心に、材料(塗料)の説明をし、お客様は頭がいっぱいになっている

 このため、お客様は外壁塗装サービスに対して正しい選択基準を得ることができず、誰を信じたらよいのかが全く分からなくなっているというのが、外壁塗装ビジネスの世界の現状なのです。そこで、次は以下の図をご覧ください。

 

 上図は、お客様が「自宅の外壁塗装工事をしなければいけないかな・・・」と「認知」してから「契約」に至るまでの図です。

 この図のとおりに、外壁塗装をお考えのお客様が塗装工事業者を「認知」してから「契約する」までのお客様の気持ちを理解していくことで、「外壁塗装の集客」は成功するのです。ここまでを理解した上で、まずは外壁塗装店のチラシの重要なポイントを紹介しましょう。

1-2.外壁塗装チラシの重要な8つのポイント

ポイント1 理想顧客像(ペルソナ)が明確か?

理想顧客像とは、無条件であなたのお店を選び、あなたのお店以外を選択しない信者のようなお客様を指しています。

外壁塗装のマーケティングがうまくいくか・いかないかが決まる重要な指針でもあるので、しっかり考えてみましょう。

理想顧客像を正しく理解するためには、以下に沿って考えます。

①これまでのお客様の中で、すんなりと契約が決まり、かつ、満足度も高かったお客様を1名~5名前後抽出します
②抽出したそれぞれのお客様の特徴を以下の視点で分析をします

 ◎年齢
 ◎職業から来る志向性
 ◎肩書から来る志向性(自分が現場のプロフェッショナルタイプ・数名の部下を使うタイプ・数十名の部下を使うタイプ‥等)
 ◎おおよその年収や所有している資産
 ◎趣味と趣味等から来る志向性(細かい点まで気にするタイプ・人を信じて任せるタイプ・周りの人の意見を元に判断するタイプ・・・等)
 ◎人生哲学(人生で大切にしている生き方や考え方)

③上記から導き出された理想顧客様(ペルソナ)の抱える問題(外壁塗装工事をする上での問題)を明確にします

④その問題を解決できる方法が「自社の塗装工事であるということ」を表現します

このように自社の理想顧客像(ペルソナ)を特定していくことで、自社のメッセージも明確になっていくため、マーケティングが当たっていくという流れになります。

外壁塗装マーケティングで大切なこと
「より多くの人へメッセージを発信しよう」と考えるのではなく、「理想顧客様(ペルソナ)にメッセージを届けよう」と考えていくからこそ、外壁塗装のマーケティングは成功していくと理解していくことが大切です。

ポイント2 お店側のメッセージが明確か?

 お店側の「メッセージ」とは、具体的に言うと、次のとおりです。

「うちは、〇〇〇という塗装工事を得意としているため、お客様に対しては、〇〇〇〇(メリット)を提供できます。なぜなら、うちは、〇〇〇という経緯(これまでの経験や実績より)があるからです。」

と、このようなニュアンスになります。
このような「メッセージ」を、理想顧客様(ペルソナ)に向けて発信していくことで、そのメッセージが刺さったお客様が、あなたのお店の顧客様になってくださるようになるという論理です。

ポイント3 刺さるキャッチコピーがあるか?

キャッチコピーとは、チラシを手に取った時に真っ先に目に入る大きな文字です。塗装店のチラシにも刺さるキャッチコピーを入れることが大切です。キャッチコピーについては、以下の2冊の書籍が私のおすすめです。

届く!刺さる!!売れる!!!キャッチコピーの極意 著者:弓削徹 明日香出版社

 

バカ売れキーワード1000 著者:堀田博和 出版社KADOKAWA

また、私自身の経験則からは、どのようなキャッチコピーにするか迷った時には以下の3つの軸を中心に考えるだけのシンプルなキャッチコピーを選択します。

 

シンプルなキャッチコピーの3原則

1.「あなた」軸・・・・あくまで広告はお客様にスポットライトを当てることをイメージします。逆に、自分たちお店側の主張をしすぎないことです。

2.「メリット」軸・・・選ばれる広告は、お客様にメリットがあるキャッチコピーを書いています。お客様があなたの会社で得られるこれ以上ないメリットをストレートに表現しましょう。

3.「具体性」軸・・・・・さらに、「メリット」が抽象的ではなく、「具体的」であることが大切です。

このような人間心理の原理原則は、昔から全く変わりません。自社ならではのキャッチコピーを作成し、チラシに記載することは、塗装店の集客上、とても重要な要素となりますので、頭をひねって作り上げましょう。

ポイント4 自社の強みは明確か?

ポイント1~3とも同じ概念であるかもしれませんが、「自社の強み」を明確にしているお店のほうが反響が取れます。具体的な、塗装店の「自社の強み」の一例は以下のとおりです。

  • 代表親方が塗装職人であるため、同じ料金(塗料)でも丁寧な塗装工事を提供できる(長持ちする塗装工事を提供できる)
  • 創業以来〇〇年以上なので、この地の住宅をよく理解していると共に、長持ちする塗装工事を理解している
  • 小さな会社なので、代表である私が営業・打合せ・施工・アフターサービスまで全て対応をさせていただくので、お客様の思い通りの塗装工事ができる
  • 息子が後継者として現在、塗装班の職長なのですが、保証制度は息子の代でも対応できるので、安心してください。地元の大手工務店様の仕事も携わっているので、施工品質には自信があります。

・・・etc

自社ならではの「強み」を発掘していくことで、その強みを求めているお客様からの反響を勝ち取ることができるようになります。

ポイント5 自社の弱みを補っているか?

自社の「弱み」を補うとは、以下のようなことを指しています。

  • 顔が怖い職人さんの場合→怖いな、と思われやすいため⇁(笑顔の写真を掲載することを前提に)顔は怖いですが、実は子供とおばあちゃんが大好きです。等
  • 若い職人さんばかりの場合→若いけど大丈夫かな、と思われやすいので⇁真面目に真剣に仕事をしている写真を掲載する(笑っている写真等を掲載しない)
  • 年配の職人さんばかりの場合→年配の方ばかりだけど大丈夫かな、と思われやすいので⇁笑顔でハツラツとした写真を掲載する

・・・etc

上記はごく一部ですが、新規のお客様は、良い部分よりも、悪い部分・弱い部分を見つめる傾向があります。そのため、常に自社が見つめられている「弱み」をなんらかの形で補うことに取り組みます。
また、「弱み」を見せない、ということはよくありません。あえて、「弱み」も見せることを前提に、「弱み」を補うことを考えてみてください。

ポイント6 主張に一貫性があるか?

「主張に一貫性があるか」とは、具体的には以下のような点に注意します。

  • 完全自社職人の外壁塗装工事店と言いながら外注業者を使っているようなことはないか
  • 地域密着と言いながら、県内・県外の施工事例を公開しているようなことはないか
  • 「安かろう、悪かろうの仕事はしません」と言いながら、激安で評判の悪い塗装工事を提供していないか

…etc

このような状況を指しています。これは、自社のメッセージを定めていないことによって起きやすい事象です。広告の主張においては、常に、一貫性を表現できるように努めましょう。

ポイント7 具体的な証拠を十分に提示しているか?

具体的な証拠を提示することについては、以下の点に注意をします。

  • 「自社職人の専門店」ということであれば、自社職人の紹介を具体的に掲載する
  • 創業以来〇〇年ということであれば、創業当時の写真等を紹介する
  • 「手抜きをしない」のであれば、工事プロセスを具体的に紹介する
  • デザイン塗装が得意なのであれば、デザイン塗装事例を紹介する

…etc

このようなことを指しています。自社では様々な主張をすることと思いますが、主張するだけではなく、「証拠」を提示することを忘れないようにしましょう。

ポイント8 チラシ以外のマーケティングとも一貫性があるか?

チラシ以外のマーケティングとも一貫性があるかということについては、具体的には以下の点を注意します。

  • その他広告などとデザインや主張の相違点が無いか?
  • 店舗や店舗看板とのデザインや主張の相違点が無いか?
  • 現場Sheetや作業車などとのデザインや主張の相違点が無いか?

‥etc

このような点を指しています。自社とお客様との接点を磨くのがマーケティングですが、全てを通して一貫性を表現できるようにしていきましょう。

このようなチラシを作成して、継続配布を続けることによって、必ず反響は獲得できるようになっていきます。

1-3.外壁塗装のチラシ集客を成功させるその他のチェックポイント

その他、私がこれまで700店以上の塗装店への経営指導と共にテストを繰り返し、実際に反響をあげ続けるためのチラシのチェック項目は以下の通りです。

  • チラシの紙質は多くの業者が活用しているコート紙を避け、マットコート紙、わらばん紙、上質紙などを活用してみる
  • チラシの大きさはA4サイズにする
  • チラシの紙の厚さは70kg紙もしくは90kg紙にする
  • チラシのインクの色は黒95%・赤5%程度にする
  • 読ませて説得が必要な部分は縦書きにする
  • キャッチコピーの大きさは50pt~70pt程度にする
  • 「理想のお客様像」を明確に設定しているかを確認する
  • チラシ紙面には枠をつける
  • お客様の注意を引くアイキャッチ要素を1つ入れる
  • チラシ紙面の中に誘導するリード文章を入れる
  • 自社を表現できる集合写真を入れる
  • 集合写真の背景は店舗、もしくは現場等にする
  • 集合写真の吹き出しも工夫する
  • チラシからInstagramへの誘導を入れる
  • メッセージ性のある挨拶文を書く
  • あいさつ文のキャッチコピーを作成する
  • チラシの主役をあいさつ文を書く人に設定する
  • 代表の方(チラシの主役)の専門性や持っている資格等を経歴にしっかりと表現する
  • 自社のUSP(ユニーク・セーリング・プロポジション)・いわゆる自社の売りを明確にする
  • 安さ感のある値段を表示する
  • サービスを具体的に表示する
  • お客様の声を戦略的に配置する
  • お客様の声にもキャッチコピーをつける
  • チラシで提供するサービスに相応しい「オファー」例えば、代表親方の考え方を伝える小冊子など。
  • チラシ表面の役割を自社が提供するサービス内容の主張と定義する
  • わかりやすく検索されやすい屋号を設計する
  • お客様に愛されやすいロゴマークを設計する
  • お客様に合わせたお問合せ方法を設定する
  • 建設業許可を取得し掲載する
  • チラシ裏面にも、裏面のキャッチコピーを入れる
  • チラシ裏面の役割は証拠づけ・証明・説得とする
  • 裏面に掲載する写真1つ1つの意味を持たせる
  • 代表プロフィール写真は代表者として信頼されそうな写真にする
  • 代表プロフィールには実績・取得している知識・技術・表彰等を記載する
  • 代表プロフィール欄には証明するための写真も掲載する
  • お客様の声は、新しいお客様が不安を抱えている最低3つのポイントをピックアップして掲載する
  • 理想顧客を集めるための「施工事例・お客様の声」を設置する
  • 社会貢献性を表現する
  • 代表親方の人柄などをまわりの人が表現する
  • お問合せ項目を目立つように記載する
  • 思わず読んでしまうように、理想顧客が心の中で持っている問題に対しての問いかけを入れる
  • 限界商圏内に沿った配布エリアを設計する
  • ポスティング配布を行う
  • 配布頻度は45日~30日に設定する
  • 配布曜日には特にこだわらなくてもよい
  • 配布時間は朝~AM中とする
  • 配布コストをかけ、確かな配布員を配置する
  • 同業他社に真似されないためには、地元の印刷業者に印刷を出さず、印刷業者とは守秘義務契約を必ず交わす
  • 1年単位で反響を分析すると共に、同業他社基準での分析を行ない改善を続ける
  • 自社や自分が訴求したいことが100%訴求できているか=オンリーワンブランディングが表現できているかを確認する
  • 競合他社に真似をされてきたら、中身の前にまずは、体裁(形・大きさ・紙質など)形から変化を与える
  • 反響が減少しないためには、2~3種類のチラシフレームを用意し、半年に一度程度ずつ、フレームを変える

以上となります。

(尚、本コラムは、日本建築塗装職人の会・青木忠史が独自で開発したメソッドとなります。コンサルタントの方等の流用・コピーは認めておりませんので、2次利用して活用する業者にはくれぐれも注意ください)

 

 


2.外壁塗装の集客を成功させるホームページの秘訣

 外壁塗装の集客を成功させるホームページには秘訣があります。ところが、外壁塗装マーケットの実情として、多くの塗装店さんが集客できるホームページの本質を理解することができず、ホームページ制作会社が作りたいホームページをただ作らされている状況です。その結果、本当に正しい外壁塗装の集客を成功させるホームページを制作して、運営できている塗装屋さんは、10社中1社もないのではないでしょうか。

 その結果として、自社の素晴らしい塗装技術を正しくお客様に伝えきれず、本来得られるべき反響、売上、利益を得られていない塗装店さんが大勢であるというのが現実です。

 そこで、日本建築塗装職人の会では、本当に良い塗装屋さんが地域に根付いて発展していただきたいという思いから、2005年以来、4度のフルリニューアル・延べ100社以上の塗装工事店のホームページ制作を行ってきた中で、確実に掴んでいる「外壁塗装の集客を成功させるホームページ」をここで紹介したいと思ったのです。

ぜひ、あなたの自慢の外壁塗装工事を、地元の多くのお客様に直接提供できるよう活用してください。

ポイント1 外壁塗装集客用ホームページの最も反応率の良いフレームに則って制作すること

 外壁塗装集客を成功させるホームページ・1つ目の秘訣は、「基本フレームに則った制作を行うこと」です。この基本フレームに則ったホームページを制作することで、必ず80点以上のホームページができます。

ワイヤーフレームは画像下からダウンロードできますのでご活用ください。

(TOPページワイヤーフレームPDF)

(全ページ版PDF)

各ページの要点は以下のとおりです。  

2-1-1.TOPページ(会社の要約)

TOPページでは、会社のすべての要約を語りながら、新規問い合わせをいただくためのクロージングに向けたコピーライティングを行います。そして、その他のページへリンクを飛ばし、詳しく読みたい方には詳しく理解をしてもらうようにします。

2-1-2.うちの強みページ

「うちの強みページ」では、自社の施工における強みや特徴を具体的に記載します。他社との差別化に繋げる部分となります。

2-1-3.外壁塗装ページ

外壁塗装ページは、いわゆる「サービス紹介ページ」となります。SEOを理解しながらも、自社の考える外壁塗装サービスについてを表現します。ここでは、当たり障りの無い情報提供的な中立的な内容を書くというよりも、自社の軸(代表自身が長年の塗装工事の経験を得た独自の考え方)が大切になります。

2-1-4.屋根塗装ページ

屋根塗装ページも、外壁塗装ページに同じく、SEOを理解しながら、自社が考える屋根塗装サービスについてを表現します。ここでも、当たり障りの無い情報提供的な中立的な内容を書くというよりも、自社の軸(代表自身が長年の塗装工事の経験を得た独自の考え方)が大切になります。

2-1-5.屋根工事ページ

屋根工事ページは、屋根塗装以外の屋根工事を指しています。

  • 屋根工事の種類
  • 屋根工事の費用相場
  • どのようなケースの時に、それぞれの屋根工事を選ばなければならないか
  • 屋根工事の工程
  • 屋根工事の注意点
  • 塗装屋さんに屋根工事を頼むメリット・デメリット

これらを記載をしていきます。

2-1-6.雨樋修理ページ

雨樋修理ページは、雨樋の修理について、雨樋の交換について、SEOを理解しながら、自社が考える雨樋修理、雨樋の交換について記載します。

  • 雨樋修理の種類
  • 雨樋修理の費用相場
  • どのようなケースの時に、それぞれの工事を選ばなければならないか。
  • 雨樋修理の工程
  • 雨樋修理の注意点
  • 塗装屋さんに雨樋修理を頼むメリット・デメリット

これらを記載していきます。また、雨樋修理は、特に新規のお問い合わせにも繋がりますので、新規のお客様に向けたページ制作も意識が必要です。

2-1-7.アパート塗装ページ

アパート塗装ページも、外壁塗装ページに同じく、SEOを理解しながら自社が考えるアパート塗装サービスについてを表現します。ここでも、当たり障りの無い情報提供的な中立的な内容を書くというよりも、自社の軸(代表自身が長年の塗装工事の経験を得た独自の考え方)が大切になります。

ここで重要な点は、外壁塗装とアパート塗装では顧客ターゲットが若干変わるという点です。自社のアパート塗装の理想の顧客像(ペルソナ)を見出してページ作成をします。

2-1-8.施工事例ページ  

反響に繋げる施工事例とは、外壁塗装サービスの疑似体験ができ、最高の結果と満足度の高い費用対効果を表現し、ユーザーの確信を獲得するコンテンツです。そのうち大きな要素は以下の5つです。

その他、細かい点は以下を含めていくことでさらに良い施工事例が出来上がることでしょう。

  • タイトルはSEOキーワード(・・・・を含んだキーワード)を含み、かつ、お客様が思わずクリックしたくなるタイトルになっているか?
  • 施工後写真(複数枚)晴天で、見栄えの良い写真を選定しているか?
  • 施工前写真(複数枚)施工後写真と同じ位置の写真を用意できているか。
  • 施工中写真(複数枚)職人さんの施工の様子も時々映っているか。
  • 今回塗装工事を考えることになったきっかけ
  • お店からおススメされた提案内容
  • 〇〇塗装店を選んだ理由
  • 施工現場情報
  • 施工場所(町名までの住所)
  • 施工内容
  • 施工時期
  • 使用した塗料
  • 費用(予算帯)
  • 施工後のお客様の声(感想)
  • お客様と職人さんの写真

しっかりと作成した施工事例ページは、蓄積していくことで、セールス的にも、SEO的にも大きな価値を生む会社の資産です。単純な話、山のような施工事例ページがあるだけで、お客様が信頼をしてくれたというケースも多々あります。しかし、新しいお客様が見たがる施工事例紹介ページを作成することに意義があります。

2-1-9.職人紹介ページ

職人紹介ページでは、以下を記載していきます。

お客様に「こんな職人さんに頼んでみたい」「この塗装店さんはしっかりしている塗装店さんね」と思っていただけるような表現方法を心掛けます。

2-1-10.口コミ評判ページ

口コミ評判ページでは、実際のお客様の声と顔写真を掲載します。実際のお客様の声は、次の新しいお客様を説得する効果があるため、とても大切な要素の1つです。

集める方法は、ハガキやアンケート用紙等を活用して、お客様から集めます。その際に、日用品などをプレゼントすると、より集まりやすくなります。日用品などのプレゼントは、お客様の声などを書いてくださる奥様の心を開くからです。実際に私たちが行っている効果が高い方法がこちらです。

このようなアンケ―トはがき等、たくさんの効果的なツールを活用して、外壁塗装の集客を成功させたいとお考えなら、ぜひニッポンの塗装店FCへ加盟を検討してみてください。(加盟申請はこちら

2-1-11.費用ページ

費用ページでは、外壁塗装や各塗装サービスの費用を記載します。それに合わせて、相場も記載します。相場よりも高いにしても、安いにしても、具体的な理由やサービス内容の違いを表現することが大切です。

正直に誠実に記載することが大切ですし、費用ページを制作するにあたり、費用だけで比較されない為にも、以外の差別化要素を考えることが経営課題として挙がってきますね。

2-1-12.お見積依頼ページ

お見積依頼ページは、お見積を依頼してみようかと検討しているお客様に対して誠実なイメージを与えられるページを作成します。ページの構成はおおまかに以下のとおりです・

  • 代表からの挨拶
  • 料金目安
  • フォーム

フォームの項目内容は以下のとおりです。

  • お名前
  • ご住所
  • メールアドレス
  • お電話番号
  • お問合せ内容

またお電話での受付も行うことができるように電話番号(フリーダイヤル)も記載します。

2-1-13.お問合せページ

お問合せページは、まずは相談をしてみようと考えているお客様に対して、気軽に相談をしてもらえることをイメージして作成します。

  • よくある質問
  • フォーム

 フォームの項目内容は以下のとおりです。

  • お名前
  • ご住所
  • メールアドレス
  • お電話番号
  • お問合せ内容

2-1-14.会社概要ページ

会社概要ページでは、以下の内容を記載していきます。

  • 代表挨拶
  • 会社概要
  • 会社の沿革
  • 社会貢献活動実績
  • 表彰実績

TOPページの次によく閲覧されているページが会社概要ページでもあるので、「うちの会社はどんな会社なのか?」を初めてのお客様に対してしっかりと伝わるように記載します。また、どの業者を選ぼうか不安を感じているお客様に対して、安心を与えられるような内容を記載することも心掛けていきます。

2-1-15.求人ページ

求人ページでは、以下を記載していきます。

  • 経営ビジョン
  • 仕事に対する考え方や大切にしていること
  • 携わっていく仕事の範囲(外壁塗装・下請塗装・アパート塗装・マンション改修工事・工場塗装・店舗塗装など・・)
  • 習得していただける仕事や技術
  • 1日の流れ
  • 条件や処遇
  • 会社の雰囲気
  • 入社する方に期待すること

今は、塗装工事店でも、条件(日当)だけでは採用することが極めて困難な状況です。そこで、会社の経営ビジョン、理念、仕事に対する考え方、入社後のキャリアプランなども、求人ページで紹介していくことも大切です。

 

ポイント2 ありのままを魅力的に伝えること

外壁塗装の集客を成功させるホームページの秘訣・2つ目は、ありのままを魅力的に伝えること、誇大広告的な表現をしないことです。

なぜならお客様は、企業の売込み広告は信じにくく、様々な広告媒体や口コミ・現場・店舗等を通して、それぞれの塗装店の「本当の姿」を掌握しようとしており、その上で自分に合った塗装店を選びたがっているからです。

このような人間心理から逆算すると、塗装店はありのままを魅力的に伝える努力していくことで、よりスムーズにお客様に選ばれるようになるということが言えます。

ありのままを魅力的に伝えるとは、具体的には、以下のとおりです。

自社職人が1人だけの場合の魅力の伝え方(例)「営業から打合せ、施工、アフターメンテナンスまで、代表の私が責任を持って行ないます。」など
家族経営の場合の魅力の伝え方(例)「家族だから施工品質が安定してどんな工事でも一定のクオリティで提供できる、また息子が後継者になるので、保証やアフターメンテナンスも安心していただけます。」など
創業年数がまだ浅い時期の魅力の仕え方(例)「実際に、私の現場をご紹介いたしますので、塗装技術を見ていただき、ご判断ください。その上で、当店で塗装工事をしていただいても、施工代金は完成後の後払いでOKです。」など
2代目の場合の魅力の伝え方(例)「初代の時期から、地元で愛され続けた塗装技術を私は引継ぎ、創業当時から変わらぬ金額で、現在でもご提供しています。」など
代表親方がまだ若い時期の魅力の仕え方(例)「よく若いですねと言われますが、塗装工事の実績は●●年、●●●棟の実績。しかし、若いからこそ、日当基準もお安く設定していますので、同じ金額なら、他店よりも良い塗料で、長めの保証を提供することができます。」など
代表親方が中高年の時期の魅力の伝え方(例)

(この時期は、弱みを見出しにくい一番BESTな時期でもありますので、堂々とPR)

「うちは、〇〇〇という分野で、地域で1番の塗装工事店です。」など

代表親方が高齢になった時の魅力の伝え方(例)

 

「この町でもっとも熟練の塗装技術を有した塗装工事専門店です。若い時期には分からない塗装もある。」など

また、「いつも笑顔!いつも元気!礼儀正しく仕事きっちりの塗装工事専門店です。」など

(年寄り臭く思われず、若々しい表現をしていくことが重要)

などなどとなります。

上記で特に訴求したい点は、どのような状況であっても自社の環境を「良い方向」から捉えることです。

また、事実であれば問題無いのですが、インターネットには何を書いてもバレないだろうと、有りもしないのに「〇月の反響25件!現在〇月まで待ち」等という誇大表現・虚言は記載しないことも心掛けてみてください。

繰り返しになりますが、情報社会のお客様は、塗装店の本当の姿を見極め、自分に合った塗装工事店を選びたがっているからです。真実とはかけ離れている時に、お客様には「不安」や「迷い」が発生し、相見積にかけられ、契約率が下がるという傾向が顕著に現れます。

正直な姿勢でお客様と向かい合うことを心がけている塗装店は、施工においても誤魔化しが無いと思われやすく、お客様とも長く良好な関係を構築し続けることが可能だからです。

 

ポイント3 現実の商圏をSEO的にも設定すること

外壁塗装の集客を成功させるホームページの秘訣・3つ目は、「現実の商圏をSEO的にも設定すること」です。

具体的には、現実の商圏として、「A市とB市」を設定しているのであれば、SEOで狙っていく都市も「A市とB市」とすることが必須です。(商圏設定は、3.外壁塗装の集客を成功させる「商圏の設定」を参照ください)

時に、SEO業者やホームページ制作業者が「より多くのお客様を集めるためには、A市・B市・C市・D市までを狙ったほうが良いですよ」などと提案をしてきたとしても、現実のエリアマーケティングの都市と合わせて、SEO対策を考えることが、経営全体的に見て、もっとも有効な手段となります。

 別の言い方から表現しますと、「商圏」とは、お客様があなたのお店を「地元のお店よね」と感じるエリアです。これはインターネットで検索をしても同じように働く人間心理です。

 そのため自社の「商圏」から外れた地域では、相見積になった場合にも勝ちづらいですし、また、施工においてもクレームが発生しやすかったりします。

 さらには、広い地域をSEO対策していると、次から次へと増えるインターネット上の競合他社とも戦い続けることになりますので、時間と費用が膨大にかかり続けます。そうなると、必然的に、勝てないエリアは撤退していくことになるので、現実の「商圏」にホームページでのSEO対策も合わせていくほうがベターという判断になるのです。

 

ポイント4 コラムページはコンテンツSEOを意識して制作すること

コラムページは、コンテンツSEOを意識して1記事1キーワードで制作します。内容がやや多くなりますので、こちらでは割愛をさせていただきます。

 

ポイント5 その他の塗装店のホームページのポイントは以下のとおり

  • ロゴ・屋号は設定しているか?
  • グローバルメニュー設定は基本どおりに設定しているか?
  • メイン・キービジュアルは、直感的に自社を表現しているか?
  • メインビジュアル内のキャッチコピーは、理想顧客様に刺さっているか?
  • 反響を高める写真・画像補正をしているか?
  • わかりやすい「ボタン」を設置しているか?
  • サイドメニューバーに余計なボタンやリンクをつけすぎていないか?
  • フッターメニュー設定は基本どおりに設定しているか?
  • SEOを理解したサイトマップ設計をしているか?
  • 活用するべき基本SEOキーワード群を理解しているか?
  • SEOを理解したブログ戦略を構築しているか?
  • ページを要約したメタディスクリプション設定をしているか?
  • お問合せありがとうページを設定しているか?
  • お客様目線に基づいた「返信メール」を設定しているか?
  • お見積ありがとうページの設定しているか?
  • SEOを理解したカテゴリ・タグ設定をしているか?
  • 他SNS媒体(facebook、Instagram)との連携をしているか?
  • ホームページはモバイル対応をしているか?
  • Googleマイビジネス登録は完了しているか?

これらを細かく設定していくことで、確実に、外壁塗装受注に繋がるホームページが完成します。が、一朝一夕でできるものではありませんので、「ホームページづくりは会社づくり」の気持ちを持ち、公開してから、微調整を繰り返していくという姿勢で臨みましょう。継続の後に、市場にぴったりと合っていくあなただけのホームページが完成していきますから。

 

 

 


3.外壁塗装の集客を成功させる「商圏の設定」

 外壁塗装の集客を成功させる3つ目のポイントは、自社が営業活動をする「商圏」を正しく設定することです。現実的には、本来商圏ではない地域まで商圏設定していることが多く見受けられます。ところが、「商圏」を設定することで、限られた経営資源を集中投下することができるようになり、集客効率・経営効率を確実に高めることができるのです。

3-1.外壁塗装ビジネスにおける「商圏の概念」とは

 外壁塗装ビジネスにおける「商圏」の概念とは、自社が勝手に決める範囲を指しているのではなく、あなたのお店を「地元のお店よね」と認識してくれるお客様が存在する範囲を指しています。

 具体的には、自社では、隣の市も「商圏」だと思いたかったとしても、隣の市に住んでいるお客様は、あなたのお店を「地元のお店」と認識していない場合、あなたのお店で隣の市までを「商圏」として認識することはできない、ということになります。

 心理的な距離感から来る「地元感」が、商圏を定めているという概念だからですね。

 

3-1-1.商圏を外れた時の状況

 また、商圏を定めるにあたり「商圏外」を理解することも重要です。具体的には、「商圏外」は以下のような症状から推測をしていきます。

  • その地域のお客様からは、「よその業者さん」と思われやすい
  • その地域のお客様と契約する際には、疑われる傾向があり、契約率も他の地域と比較して低い傾向がある
  • その地域のお客様からはクレームの確率が高い

 上記のような状況がつぶさに見られる場合、「商圏外」である可能性があります。その時、相対的に「どこまでのエリアが商圏内なのだろうか?」と考えてみていただくことが「商圏」を認識することに繋がります。「商圏」を認識することで、経営資源の集中投下ができるようになり、集客から経営全般までに好影響を与えていくことができるようになります。

 

3-1-2.商圏の境目となる地理的障害ライン

 商圏の境目には、以下のような”地理的障害ライン”があります。

  • 大きな幹線道路
  • 線路
  • 陸橋
  • 市や区の境

 これらの”地理的障害ライン”を超えると「商圏外」となり、その内側までが「自社の商圏」となります。

 

3-1-3.商圏の目安となる戸建世帯数は2万~3万世帯

 また、外壁塗装ビジネスにおける商圏のもう1つの目安は「世帯数」です。1店舗あたりのおおよそ戸建て世帯数は、2万世帯~3万世帯となっています。(日本全国でほぼ共通)ただし地域によって差が生じます。

  • 都市部 4万世帯前後
  • 郡部 2万世帯前後

 郡部エリアは競合他社も少ない為、都市部に比較して相対的に少ない世帯数となります。逆に都市部の商圏設定は近い地域に密集して住宅が並んでいることもあり、郡部と比較するとやや多めの世帯数となるケースが多いようです。

 

3-2.良い商圏を設定するための6つのアクションプラン

 では、ここまでをまとめる意味で良い商圏を設定するための6つのアクションプランを以下に提示しておきますね。

良い商圏を設定するためのアクションプラン

①お店から同心円状に考える

②(都市部方面と郡部方面を見て)やや郡部のほうに開けるように商圏を考える

③2万世帯~4万世帯への戸建てチラシ配布を行ない、反響率を1年間(もしくは2年間)調査する

④2万世帯~4万世帯への戸建てチラシ配布を行ない、それぞれの地域のお客様が、「地元の業者」か「地元ではない業者」か、どちらに受け止めているかを確認し続ける

⑤ ③④から、商圏の境目となる地理的障害ラインを推測していく

⑥ 自分の意見だけではなく、社員の意見も参考にしながら、「商圏」の設定を行っていく

 

 

3-3.まとめ

 外壁塗装ビジネスの商圏設定は、同じ都市の同業他社の真似をすることもできず、自社独自で行っていかなければなりません。なぜなら、お店の存在する場所によっても商圏の形は若干ずつ変わってしまうからです。

 また、新たに店舗を出店する時には、そのお店を出すと同時に「商圏」の設定も考えることが必要です。それにより、おおよその売上の土台が決まるからです。

「ニッポンの塗装店FC」では、あなたのお店の場所と世帯数・都市レベルを見て、おおよその年商規模を想定し、確実な経営を支援しています。

 ご興味のある方・現在経営でお悩みを抱えている方は、お電話で直接おたずねください。日本建築塗装職人の会は、必ずあなたの未来を切り開きます。(経営相談窓口:03-3527-9678)

 

 


4.外壁塗装の集客を成功させる店舗づくり

 外壁塗装の集客を成功させる4つ目のポイントは「店舗づくり」です。集客を成功させるための店舗の作り方には、以下の4点に注意してみてください。

  1. 場所
  2. 大きさや形
  3. デザイン
  4. その他の集客効果が高まる施策

それでは、順に説明をしていきます。

 

4-1.地元の人が生活のためによく通る場所はGOOD

 「店舗づくり」1つ目の基準は「場所」です。地元の人が生活のために自転車・自動車でよく通る道や、日常的に集まりやすい場所は、外壁塗装の集客店舗に最適です。その状況とは以下のような基準を満たしていることが多くあります。

  • 片側1車線の県道沿い
  • スーパーマーケットの近く
  • コンビニの近く(もしくはコンビニと同じ通り沿い)
  • 路線バスの道沿い

また、上記の概念から外れたとしても、以前も他のお店があって繁盛していた等の跡地はGOODです。

逆に、NGな「場所」の条件は以下のとおりです。

  • ガードレールがついている道路沿い
  • 中央分離帯(コンクリートの中央分離帯だけではなく、棒状の中央分離帯も含め)のある道路沿い
  • アーケード屋根がある通り沿いの店舗
  • 目の前に街路樹がある場所(街路樹を別の場所にどかしてもらえるなら検討の余地ありです)
  • 店舗らしくない店舗
  • マンションの2階以上
  • 入口で階段を上がらなければならない店舗
  • 入口が奥まっている店舗
  • その他、住居に併設された店舗だけど素人が設計したであろう店舗らしくない店舗

 このような店舗は、比較的安く貸し出されているケースがありますが、これまでも反響が取れにくいケースが多くありました。そのため外壁塗装の店舗には選ばないほうが無難です。店舗は一度決めたら、変更が難しいので、慎重に決めましょうね。

 

4-2.「大きさ」は、15坪~20坪程度がBEST

「店舗づくり」2つ目の基準は「大きさ」です。具体的には15坪~20坪程度がBESTです。不動産屋さん、接骨院、酒屋さん等と同じサイズの店舗になります。コンビニ程度の大きさになると一般の塗装工事店にはやや大きすぎますし、家賃も高すぎるので、適正とは言いづらい面があります。

 また、店舗を決める時に、駐車場と倉庫を気にされる方もおられますが、駐車場と倉庫を同時に考えていくことにより選びきれないとなってしまうのであれば、まずは「店舗」だけをしっかりと考えていくことが無難です。駐車場と倉庫は別で考えていくことでも良いでしょう。

 

4-3.「デザイン」は自社のブランドカラーで統一することがBEST

 「店舗づくり」3つ目の基準は「店舗デザイン」です。自社のブランドカラーで統一したデザインに設計していくことがベストです。

 具体的には以下において、統一感を表現するようにデザイン設計をしていくことがベストです。

  • 看板
  • 店舗外壁の塗装色
  • 自社ブランドロゴマーク
  • 「のぼり」やタペストリー

「店舗デザイン」の注意点は、ただ目立てば良いというだけの理由で、ド派手な色にすることが反響獲得に繋がり、経営の成功に繋がるのではないかと考えるのではなく、自分の生き方や仕事に対する考え方などを表現できるようなデザインを設計していくことです。自分らしいデザインこそ、長い目で見て理想的であると職人の会では考えています。

 

4-4.集客効果の高まる店舗づくりのチェックリスト

「店舗づくり」4つ目の基準は、「集客効果の高まる店舗づくりのチェックリスト」です。具体的には以下のとおりです。

  • プランター花壇を用意して、お花を植える(お花を大切にするというこの人は、信頼できそうだなという印象を伝えることができるでしょう)
  • 窓にポスター(求人・施工事例・塗料等)を貼り出す 
  • エントランスマットを準備する
  • イーゼルボード看板で現在の現場を公表する
  • 駐車している作業車は綺麗にしておく(怖そうな高級車等を駐車しておかない)
  • 外に置いてあるゴミ置き場は綺麗にしておく
  • 店内には、入りたくなるような接客スペースを用意する
  • 店内の接客スペースには、PC画面を映し出す大きなモニターを設置する
  • 店内には、ポスターを貼り出す
  • 店内には、色見本帳も貼り出す
  • 店内には、塗料や建材のパンフレットを掲示する
  • 店内には、屋根材や壁材のサンプルボードを掲示する
  • 事務スペースとの間はパーティションで区切る
  • 感じの良い事務員さんが常駐する

など、です。自分らしく実践をしてみましょう。

 

 


5.成果の分かれ目は知識ではなく「継続実践力」

以上が、外壁塗装の集客を成功させる「チラシ制作」「ホームページ制作」「商圏の設定」「店舗づくり」の基本フレームでした。

繰り返しになりますが、こちらで提唱しているノウハウは、私自身が自社の塗装工事店経営に取り組み始めてから16年以上、日本全国700社以上の塗装店経営を指導してきた中で見出してきている、日本建築塗装職人の会の秘伝のノウハウです。

ただし、私が多くの塗装工事店さんと外壁塗装の集客に取り組んできた中で、もっとも大きく感じているのは、成果の分かれ目は、このページに記載してある「知識」を知っているか・知らないかではなく、「継続実践力」にかかっているということです。

塗装店の職人社長さんの多くは、現場仕事にも携わっていることが多いため、やろうと思っても、なかなか実践できない現状もあります。そのため、「分かっているのにできない…。やりたいのにできない…。」という状況が続き、結果的に、何年経っても一歩も前進できていないという状況はよくあることなのです。

このようなことにならないためには、今の自社に最も必要な部分・もっとも成果を挙げやすい部分から計画的に実践をしていくことが求められます。それによって「継続実践」が可能になるからです。

 

 


6.継続実践のためには、ニッポンの塗装店FCに加入することがおすすめ

ただし、人間は1人では弱いもの。強く心で決めてもなかなか実践し続けることができません。

そこで、ニッポンの塗装店FCに加入をご検討ください。経営コンサルタントやフランチャイズと聞くと、怪しいイメージが先入観としてあるかもしれませんが、ニッポンの塗装店FCは、元々、塗装店の経営改善から始まり、現在も塗装店を経営している青木忠史会長が「地域に根付く塗装職人さんたちを応援したい」という思いで、立ち上げたブランドです。

そのため、塗装屋さんの経営や、悩み事をどのコンサルタントやホームページ制作会社様よりも深く理解しているからです。

そして、現実として、現在、日本に存在する塗装屋さんのコンサルタントやホームページ制作会社よりも塗装店経営に対する指導実績と年数は一番長いことも、ニッポンの塗装店FCの特長でもあります。

 

ニッポンの塗装店FCの3つの魅力とは
①自分の塗装店一社だけではなく、2004年以降、日本全国の多くの塗装工事店の経営を指導してきており、700社以上の塗装工事店で実証済の経営サービス(塗装業界ではNO.1)のため、安心できる。
②ニッポン塗装店FCは多くの塗装工事店を長年見ているので、自分だけでは分からない自社の個性や魅力の引き出しをしてもらうことができ、自社らしい塗装店経営を実現できるようになる。
③外壁塗装の集客だけではなく、事業展開~事業承継までを見据えた経営サービスを受けることができる。

 繰り返しになりますが、ニッポンの塗装店FCを提供している「日本建築塗装職人の会」は2006年1月に創立した建築塗装業界では最も古くからある、現在も塗装屋さんを経営している塗装屋さんの経営コンサルティング会社です。

 元々は、埼玉県越谷市のアサヒリフォーム有限会社の2代目代表取締役だった青木忠史さんが、自社の業績改善を通して得た塗装店経営ノウハウを元手に、塗装業界の同業者支援をはじめたというのがきっかけであり、延べ700社以上の塗装工事店の経営を支援してきたという実績があります。

 わずか十数年という期間の中で、ここまで多くの塗装工事店の経営指導をしてきた背景には、塗装親方である実父と同じような方々を元気にしたい!という思いが、青木忠史会長にはあったからだと言います。

1.ニッポンの塗装店FCには沢山の成功事例があります。

それでは、最後に、ニッポンの塗装店FCに加盟されている方の成功事例をご紹介します。ご自身に置き換えてご覧になってください。

 

塗装職人社長(40代)の成功事例

入会の時期創業15年目でニッポンの塗装店FCへ入会
入会の理由下請仕事だけでは会社を成長させることができないと感じたため
入会後の感想「本部の方々と一緒にホームページ制作とチラシ制作を実践し、初年度30棟の受注を達成できました。個人事業主から法人化も実現できました。 2年目には年間50棟の受注を目標にし、職人さん3名の雇用も目標に掲げています!」

 

 

塗装職人社長(30代)の成功事例

入会の時期創業2年目
入会の理由家族のためにも独立を志し、直販事業を成功させたかったため
入会後の感想現場に入りながらも、ホームページ制作とチラシ制作に取り組み、徐々に経営を軌道に乗せることが出来てきました。自分の実力に合わせて、着実に頑張っていきたいです。」

 

 

塗装職人社長(60代)の成功事例

入会の時期創業35年目
入会の理由年齢的にも、将来を見据えて、経営を安定化させ、後継者を育成したいと考えていたため
入会後の感想「長年、自社で試行錯誤してきた塗装店経営が見事に体系化されていることに感動!これだ、と思い、1つ1つ計画的に、実践を続けてきました。いよいよ、自分にも年商1億円の大台が見えてきました。職人の会式は、自分自身に偽らないスタイルなので、とてもやりやすく、後継者にも自信を持って任せられると思います!」

 

塗装職人社長(30代)の成功事例

入会の時期創業5年目
入会の理由経営を安定させるため
入会後の感想「入会直後から、「職人の会式」の基本どおりに実践してきました。それ以来10年。その結果、店舗展開を実現。現在3店舗体制となりました。今は、地域1番だけではなく、日本一の職人直営専門店を目指して精進しています。」

 

 

2.最新の「職人の会式 塗装店経営ノウハウ」が活用し放題です。

 ニッポンの塗装店FC<会員限定サイト>では、最新の「職人の会式 塗装店経営ノウハウ」が活用し放題です。

以下のように、塗装店経営の全体が網羅されていますので、自社の成長に合わせて活用し続けてみてください。

 

(集客・営業・会計・採用・組織づくり・職人育成までをトータルサポートし、事業承継までを実現します)

 

3.毎月1度ずつの経営面談があるので安心です。

現在は、青木忠史会長だけではなく、本部の塗装店経営専門の経営コンサルタントの方々が毎月1回ずつ、会員様の経営面談を行っています。

分からない部分はその場で直接聞くことができますし、相談事があれば、なんでも相談ができます。

また、売上目標・組織づくり・原価管理について毎月確認してもらえますので、正しい経営を継続的に行い続けることが可能です。

4.全国大会も開催しています。

さらに、日本建築塗装職人の会では、全国の塗装店さんが、以下の写真のように日本全国から集まるPOWER-SUMMITがあります。今、大勢の方々が「職人の会式 塗装店経営」に取り組んでいることが、経営成功への確信にも繋がります。

 

ちなみに、日本建築塗装職人の会の基本理念は以下のとおりです。

“日本建築塗装職人の会の基本理念”

  • 基本理念:地域に根付く職人仕事と日本の心を守る
  • 基本ビジョン:建築業界の健全発展を実現する
  • 行動指針:施工力・受注力・地域社会との融合

理念にも、良い仕事を長く行い続けていくという姿勢が正しく表現されています。

 

5.経営指導者は、塗装業界No.1の指導者です。

それでは最後に、日本建築塗装職人の会の会長でもあり、塗装業界No.1の指導者と言われている青木忠史さんのご紹介です。

100-200名規模の講演も数多く開催

年間400本以上の個別コンサルティング

会員限定セミナー開催時(2010年頃)

テレビ・マスコミ紹介も多数

こちらは2008年の時の写真(汗)

2005年アサヒリフォームにて

■経歴:青木忠史(あおきただし)

青木忠史さんは元警察官であり、警察学校長賞を受賞。その後29歳の時に家業の塗装店アサヒリフォームに入社して、借金6000万円を背負い業績改善を実現。見事3年で完済する。その時、実の父向けに執筆した「行列のできるスーパーリフォーム店マニュアル」を同業の塗装工事店の方々に譲ることから、徐々に日本建築塗装職人の会が誕生したというのが経緯である。

それ以来7,000人以上の面談と700社以上の経営指導を経て、「職人の会式 塗装店経営」を確立。塗装業界の発展の為に身命を賭す。37歳の若さで、建築塗装業界の塗装技術者育成に大きく貢献されているとのことで、2012年には「社会文化功労賞」を受賞しました。(建築塗装業界初で唯一)

著書には「どんな時でも道は開ける」(サンクチュアリ出版)「自分探しで失敗する人、自分磨きで成功する人」(カナリアコミュニケーション)「いちばんわかりやすい工事店経営の教科書」(ダイヤモンド出版)「日本建築塗装職人の会 成功の秘密」などがあり、塗装業界の職人社長から絶大の師事を受けている人物です。

業界新聞・テレビ等メディア紹介実績多数(詳しくはこちらもご覧ください。)

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【まとめ】「ニッポンの塗装店FC」であなたが得られる4大メリット
メリット① 塗装店経営の基本が身につく
元々は、塗装店から始まった日本建築塗装職人の会本部。現在まで7,000社以上の塗装店を観て、700社以上の塗装店への経営指導を蓄積してきた「職人の会式 塗装店経営法」が体系化されているので、誰でも、どの地域の方でも、年齢・性別に関わらず、しっかりと基本から身に付けられます。

メリット② 人間的にも成長できる
「職人の会式 塗装店経営」は原理原則に則った経営手法。「自分らしさ」を失わない塗装店経営を行うことができるため、加盟する社長は、人間的にも成長できるのが特長です。(以下の写真はニッポンの塗装店FC会員の皆様。素敵な笑顔ですよね)

メリット③ 職人採用・組織づくりも学び、実践して、中身から良い会社をつくることができる
「職人の会式 塗装店経営」は、マーケティング・営業・会計・採用・教育・サービス提供・財務などの『経営全体』が1つのコンセプトで完成されています。
そのようなことから、「職人の会式 塗装店経営」を実践していく方々は、自然と、良い職人を採用することができるようになり、良い組織が出来ていくようになります。

メリット④ 事業承継を実現できる
「職人の会式 塗装店経営」は、中身のある塗装店をじっくり作り上げていくため、後継者も育ち、事業承継も実現しやすいことが特長です。

このようなことから、ニッポンの塗装店FCは高い評価を頂いており、多くの広告宣伝をしないにも関わらず、毎年多くの経営者様が「職人の会式」の門戸を叩いています。

あなたもぜひ、ニッポンの塗装店FCに加入して、塗装職人人生を成功させませんか?

 

 

 

コメント

日本建築塗装職人の会は、塗装業界の健全発展、建築業界の健全発展を実現したいと考えている任意団体です。
日本建築塗装職人の会の武器は、これまで15年間700社以上の経営指導実績の中で培ってきた独自の経営スキーム「職人の会式 塗装店経営」です。
このスキームを通して、先が見えづらいと言われている時代の中で本当に大切なもの、本当に価値ある塗装工事店や塗装職人さんを残していきたいと考えています。

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